ベバストＦＦヒーターの修理を行いました ｜ TK　TECH全てのブログ ｜4WD･SUVのカスタム パーツから 車中泊/キャンピング部品まで T.K TECH

200系ハイエース　キャンピング仕様車に付いているベバストＦＦヒーターの修理を行いました。
埼玉県Ｈさんです。



今回のベバストＦＦヒーターはエラーコードが出ないのにうまく作動しないというとても珍しいケースでした。

ユーザーさんによるとうまく着火しない時があったり、着火できても少し経つと温風が出てこなくなったりするという症状。
しかし、エラーコードは一回も点いたことが無いと。

そこで、コンピューター診断かけてみました。
確かにエラーが確認できません。

ん----------------------。

さてさて、ここからが本領発揮です。


コンピューター診断は、リアルタイムで変わるいくつものグラフを同時に確認しながら、おかしな動きが無いか、実際のヒーター作動状況とデーターの変化がどうか

パソコン画面とにらめっこです。



どうやら、センサーに異常あり！！

ベバストヒーターのコンピューターからするとこんな感じです。

センサーが高い温度がを感知　→　設定温度を越えましたね　→　いったん温風をストップして設定温度より低くなったら又作動するように待機しますね　→　ヒーターが停まる

実際は、車内が暖まってないのにヒーターが作動を止めてしまいます。
ユーザーさんとしては？？？？？？？

ベバストヒーターとしては、エラーじゃないよ--待機だよ--。

という状態です。


ベバストＦＦヒーターは設定温度に達すると一旦暖めるのをやめて、温度が低くなると自動的に作動します。
だから、点けっぱなしで寝ても車内が暑くなりすぎるという心配がないところがいいところなのですが。


後日、センサーの修理をし、再度コンピューター診断を行い、問題なく作動することを確認しました。

今回コンピューター診断を行ったのは「2000ＳＴＣ」という型式です。
このタイプはコンピューター診断用のコネクターが本体から出ています。



結構、大事なものですから、キャップがちゃんと付いているかどうか、つぶれていないかなど確認してみてくださいね。

エンジン止めても車内ポカポカ「ベバストＦＦヒーター」の詳細はこちら

シーズン前の状態確認や今年の不具合はシーズンオフに見ておこう！　そんな時はコンピューター診断です。