専用設計の枠を製作して固定したバッテリーと車体下のベバストヒーターで車内すっきりハイエース

東京都Kさんは、ハイエースを架装しているショップさんの紹介でご来店くださいました。

フロアパネル、ベッド等お気に入りの物を揃えていました。
そこに、ベバストヒーターを始め、電装品取り付けのご依頼です。

車内はすっきり使用したいとのことだったので、ベバストヒーターは車体下取り付けに決まりました。
セカンドシートの下に温風吹き出しグリルを施工します。

ハイエース セカンドシート下にベバストヒーターの温風吹き出し口を施工


普段邪魔にならず、セカンドシートに座っていても温風が当たって暖かくなります。

吸気グリルはステップの小窓フタ部分から出します。
Kさんのご希望で、ボルテージメーターとも同じところに。
もちろん、これは吸気側のダクトなので可能ですが、温風が吹き出す側では 出来ません。
熱で配線がダメになってしまいますからね。

ハイエース ステップの小窓にベバストヒーターの吸気口とボルテージメーター

ベバストヒーターの配線もユーザーさんのお車によって、どこまでどのように持っていくのか経路が重要になってきます。
車体下に付けたベバストヒーター本体からつながっているケーブルをステップの中を通しながら、車内に引き入れ、配線します。

但し、注意も必要なのです。
このヒューズはベバストヒーターのエラーが出た時やコンピューター診断時に必要なので、すぐに取り出せる場所にしておく必要があります。Kさんは車内をすっきり見せたいというご希望だったので、ジャッキを取り出せるポケットからアクセスできるようにしました。

ベバストヒーターのヒューズは取り出し可能な場所に設置

そしてそして一番難関だったのが、サブバッテリーの設置です。
ベッド下に収納を考えていたKさんですが、高さが若干足りない・・。
バッテリーの端子部分やケーブルがベッドの下面に当たってしまいます。

バッテリーが倒れたり、ずれたりしないようにしっかり固定するにはバッテリートレイを使用した方が良さそうですが、更にかさ上げとなってしまいます。

そこで専用設計でバッテリーのブラケットを製作。

ハイエース 既存のベッドの下に収まるよう専用のバッテリーブラケットを製作

フロアパネルをくりぬいて取り付け面を下げて固定しました。

フロアパネルをくり抜いて、バッテリーをベッド下に収納


走行充電器も取り付けするので、ガス抜きホースは必須。
ガス抜きホースも計算に入れています。

ガス抜きホースの取付方法も考慮してバッテリーブラケットを設計製作

何とかKさんのご希望に沿うことが出来ました。

打ち合わせ時に取り付け場所などをお客様と決めていきます。
もし、図面に書き忘れていても確認できるように「ここに付けますよ〜」の写真です。

走行充電器はベッドの木製部分に取付と決まりました

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