たかが網戸 されど網戸(材料や加工のこだわりについて)
樹脂製の網戸も見かけますが、T.K TECH製バグネットは金属製です。
金属のメジャーな種類では、鉄、ステンレス、アルミ、チタンなどがあります。
では、なぜ アルミなのか?
鉄、ステンレスなどに比べて軽量なのが特徴です。
又一般に耐腐食性に優れています。
チタンも軽量でアルミよりも腐食しにくいのですが、
コストは言うまでもなく高いです・・。
A6005Cという材質を使用しています。
A6005Cの特徴は、耐食性に優れていることです。
その為、車両用材としても多く使われています。
ただ、強度には弱いんです。
強度といってもバグネットは耐久テストなど必要なアイテムではなく、ごく一般的な強度で十分ですし、
万が一落下しても重量がない方がリスクが少なくてすむと思われます。
軽くて適度に丈夫、腐食に強い、最良の材料です。
アルマイト加工って何?
T.K TECHのバグネットはアルマイト仕上げ。
アルマイトとは何だろう?
アルマイトとは、表面処理の一つです。
アルマイト加工は必要なのか?
ステンレスやチタンは腐食に強く、素材そのままを生かすのに適した材料ですが、アルミは鉄ほどではありませんが年月を重ねると腐食します。そこで表面処理としてアルマイト加工を施しているのです。
さらに ステンレス等は色を付けることは難しく金属そのままの風合いで楽しむものですが、アルミはアルマイト加工により色を楽しむことが出来ます。
アルマイトが剥がれる心配はないのか?
よく「メッキが剥がれた」「塗装がはげた」など聞くことがありますね。
アルマイトとメッキは同じように表面に被膜を造ります。
しかし、メッキは表面に被膜の層を作るイメージですが、アルマイトは表面に被膜を作るのと同時に素材の小さな小さな穴にも入っていきます。色が抜けてしまうことはあっても剥がれることはないのです。
アルマイトと紫外線の関係
アルマイトは紫外線に弱いともいわれます。強い紫外線にさらされると色が抜けてしまうことも・・。
当初は紫外線対策をしていなかったので、色が抜けてしまったものもありました。
そこで、徐々に改良を重ね、アルマイト加工と共に紫外線対策もしています。
窓枠のカーブはどうやって出したの?
網戸の自作を試みている人が妥協するのが、窓枠にフィットしたカーブではないでしょうか?
このカーブはどのようにできたのか?
3Dスキャナーや3DプリンターCAD/CAM、もあり、データーを蓄積しています。
カーブの度合いはこのようにして
テンションかけて取り付け
バグネットを窓に当てがった、あれ?って思うと思います。フィットしてないんじゃないか?不良品なの?
いいえ。バグネットは取り付けるときに引っ張って、テンションをかけて装着させます。
ネジを締めこんで引き寄せる感じです。
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