バッテリー不足がベバストヒーターのススたまりやオーバーホールの原因になります

ベバストヒーターの分解清掃を行いました。
排気管の口元にはすでに「スス」がいっぱいです。

ベバストヒーターの排気管を接続する部分もススで真っ黒

こうなってしまうともう中はススだらけなのが想像できますね。
「スス」が溜まってしまうと思ったように空気の取り込みが出来ず不完全燃焼になって着火不良が起きてしまいます。

今回の原因はバッテリー容量不足です。

正常に作動した場合は、
スイッチを切る

内部に残っている燃料を全て燃やし切る

バーナーや燃焼管を冷やす

動作をストップ

のような流れになります。

それが、
バッテリー容量が不足していたり、作動中に電気を消失したりすると最後まで動作せず、
急に火が消える

燃焼管やバーナー部分に燃料が残る

まだ内部が熱いので火力が弱い状態で燃料をもやす

完全燃焼せず、ススとなって残る

そのまま自然に冷えるので、燃焼できなかった燃料が固まってとどまる

次回、燃焼時残ったススや燃料が空気の流れを阻害し、燃焼しにくくなる

ベバストヒーターのバーナーにススが溜まって不完全燃焼を起こし、着火エラーの原因に

完全燃焼ができにくくなり、不完全燃焼の度合いが増える

着火エラーを繰り返し、燃料過多となり悪循環に陥る


だから、しっかり電気を供給してあげることが大切です。
只、ここで落とし穴が!!!!!!!

このユーザーKさんもボルテージメーターで、しっかり電圧チェックして使用していました。
ソーラーパネルも付いているし、バッテリーの残量は問題ないはず!
しかし、旅先で夜中勝手にヒーターが止まってしまう状況に。


実は、バッテリーが経年劣化で蓄電量が落ちていたのです。
日中せっかく発電してバッテリーに流している電気を貯められず無駄に放電してしまっていたのですね。

でも、ボルテージメーターの数字は高かったはず。
それは発電して流している電気も計測しているから。
陽が落ちた後、少したってからボルテージメーターの数字を確認してください。
それが本当のバッテリー容量です。
つい勘違いしてしまいがちですね。
そして、日中発電しているはずなのに、全然溜まっていない場合は、バッテリーの取り換え時期と判断していいでしょう。


ベバストヒーターを分解すると必ずガスケットなどの消耗部品は交換することになりますのでご了承ください。
又、分解してみないと中の部品の状態がわからないので、修理費用が最初の見積どおりにいかないこともあります。

ベバストヒーターの分解清掃では消耗部品を交換します

まずは「スス」をためない使用を心がけてくださいね。

ちなみにヒーターのスイッチを入れた直後後と消した直後にたくさんの電気を必要とします。
バッテリー残量が11.0Vを下回っていたらちょっと怖いです。
自然に止まったのか、電気が足りなくて止まったのか・・・。

電気が足りないということは、エラーのログも残らないので、コンピューター診断でも診断結果に反映されないことが多いです。

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