ベバストヒーター本体の周りはスペースが大事-オーバーホール

ベバストヒーターのエラー診断とオーバーホールをしました

ベバストヒーターのオーバーホールをしたのは、スノボ大好き千葉県Fさんのハイエースです。
コンピューター診断をした際に見つかったエラーは
●インターロック
●燃料ポンプ断線
●オーバーヒート
●電圧低下
●燃焼中断 でした。

このエラーから、原因の想定をして、取り付け状況などから原因を特定していきます。

たとえベバストヒーター本体をオーバーホールしても原因となる要因を是正しないとまた、同じエラーにつながってしまいます。
まず、インターロックですが、何度も着火をチャレンジして、着かなかった時になるエラーです。
燃焼中断にも関わってきますが、ススが溜まってきている兆候です。
電圧低下は走行充電をしている車は注意が必要です。
走っている間は、バッテリーに充電しているので電圧計はOKのはず。
しかし、バッテリーが劣化して保持能力が劣ってくると充電されているようで充電されていないことがあります。
エンジンをストップしてから30分以上たった電圧を確認してみてください。

オーバーヒート・・これは本体に異常をきたしている可能性があります。
本体の取り付けを確認してみると

ベバストヒーターが狭いスペースに付いているのでオーバーヒートを起こしやすい

狭いスペースにピッタリ収まって取りついていました。
温度計で測ってみると・・・・100°超え!!!!!

ベバストヒーターがオーバーヒート100度超え

しかも、この上に板でふたをする構造に。
これは完璧アウトです。

本体の上に配線が乗っているので、配線もダメになってしまいます。
本当はスペースを広げたいところですが、そうもいかないので、壁のクッションをはがし、少しでもスペースを確保しました。
配線は万が一触れても大丈夫なように断熱材を巻きました。

横のスポンジをはがして少しでもスペースを確保(ベバストヒーター)

本体を外してオーバーホールをしている期間にFさんが吸気の窓を増やしてきてくれました。

ユーザーさんが吸気窓を増やしてきてくれました

ユーザーさんがベバストヒーターの為に通気口を加工

やっぱりススが溜まっていました。

ベバストヒーターにススが溜まってしまう

ベバストヒーターの周りはスペースの確保が必要ですを使用する時は、本体の上にある板は外して使ってくださいね。

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