ベバストヒーターが設定温度にならない時は

ベバストヒーターのコンピューター診断です。

ベバストヒーターのコンピューター診断で壊れているかどうかの確認

200系ハイエースのキャンピングカーで、もともとベバストヒーターが付いていました。
AT2000STC-ALTというバージョンで今、一番新しいタイプです。

このバージョンの特徴は「高地用スイッチ」のモードが内蔵されていること。
但し、調整ダイヤルでは設定できません。

ベバストヒーターの調整ダイヤル
(調整ダイヤル)

マルチコントローラーとペアで使う必要があります。

ベバストヒーターのマルチコントローラー
(マルチコントローラー)

千葉県Hさんは、1年少し前に調整ダイヤルからマルチコントローラーに交換したそうですが、その後、どうも温度が安定しないなぁと感じていたらしく、今回の診断となりました。


温度設定で難しいのは、どこの温度を拾って感知しているかなんです。
基本的には本体の吸込み口の温度を感知しています。
なので、吸い込み口と吹き出し口が近いと暖かい温度の空気を吸ってしまい
「あっ、もう設定温度になりましたね~。じゃあ、一旦火消しまーす」
みたいな感じで燃焼をストップしてしまいます。
ただ、実際に車内が暖まっているわけではないので、「あれ?おかしいな」という事になってしまうのです。

必ずしも、25度に設定したからと言って25度になっているわけではないのでご注意を!
更に低い温度に設定している場合は、すぐに消えやすく、本体の内部にススがたまりやすくなってしまうので要注意です。

又は、別の場所に後付けの温度センサーを付けている場合もあります。
Hさんのヒーターにも付いていました。

設定温度に頼るより、この温度に設定するとこれくらい・・と肌で感じて覚えた方がいいかもしれません。


今回は診断の結果、ヒーター自体に問題はなかったので、温度感知の特徴と運用の仕方をアドバイスさせていただき、様子を見て、今後安定しなかったら、温度センサーの場所を替えたり、抵抗値を測ったりしていくことになりました。

元々車にヒーターが付いている車を購入した場合は、使い方や特徴が理解しにくいですよね。

壊れているのかどうか不安な時はコンピューター診断してみるとスッキリしますよ。
診断時はコネクターをつなぎますが、バージョンによってコネクターの形も違うんですよ。

ベバストヒーターのコンピューター診断でコネクターをつなぎます

ベバストFFヒーターの詳細はこちら
ベバストFFヒーターのコンピューター診断に関してはこちら

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